寅吉の昼寝
お昼寝中の寅吉くん
寅吉くんは家猫なので、ものすごく、無防備な姿でお昼寝します。
ウソです。
ひっくり返して、おなかをさすると気持ちよがるだけです。
お昼寝中の寅吉くん
寅吉くんは家猫なので、ものすごく、無防備な姿でお昼寝します。
ウソです。
ひっくり返して、おなかをさすると気持ちよがるだけです。
吾輩は寅吉だ。名前はちゃんとつけてもらった。堀のそばに兄弟ともども捨てられているところを拾われた。目つきは悪いとよく言われるが、眼病なのでしょうがない。病院に行って、目薬ももらったんだがあまり効き目はなかった。
なにせ、あの医者、吾輩のことを「こんな捨て猫、病院につれてきてどうすんの」みたいな目でみやがった。もちろん患畜(金ずるともいう)だから、ちゃんと診察はしてくれたけどね。
ちゅうわけで、どういうわけだか、今にいたり、医者は長生きはできませんよ、堀に捨てられていたんだから、とのたまったけれども、どっこい、今でも生きてますぜ。
ちなみに、目つきも悪いが、手癖も悪い。今日もキッチンの流しの中をあさっていたら、ご主人さまにこっぴどくしかられやした。ふふん。
最後になりやしたが、吾輩、しっぽはございません。別に切られたわけじゃないので、そこのところよろしく。
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